当ブログに足をお運びいただき、恐悦至極に存じます。
ねこやしきと申します。
現在30歳半ばの一般サラリーマン。妻と子の三人暮らしです。
とはいえ社会人経験はまだ10年も経っていません。
社会のレールからの逸脱
大学を就職浪人の体で半年後に卒業するも、一度も就職活動を行いませんでした。ある道はニートです。工場で期間工をすることになり、約1年で椎間板ヘルニアにより仕事を辞める。
これ以上親には迷惑をかけられないと一人暮らしを始めますが、体を壊した影響でまたニートになります。
ようやく社会復帰したのは1年後。
全くお金がなくなり、食べていけなくなったからです。
深夜のバイトで日銭を稼いで、パチンコや競馬をやって月の終わりには無一文でした。
そんな中、一念発起して正社員の道に進みます。
ここでも辛い日々を過ごすことになります。
ストレスの捌け口はギャンブルです。生活費以外の出費は競馬とパチンコでした。
3年が過ぎた頃、妻と出逢います。
これが私の資産形成のスタートとなります。
資産形成の意味を知る
今まで全く貯金というものをやってこなかった私は当時の彼女の生活を見て唖然としました。同年代にも関わらず全てにおいて「余裕」が漂っていたのです。
ここで初めて私には「人生の余裕」がないのだと気が付きました。
何をするにも財布の中との相談をする自分と、困ったときには助けてくれる彼女。
私がのらりくらりと生活をしている間にも世間一般の社会人は人生を正しく構築するために日々仕事をこなしていたのです。
この間には大きな時間の壁があります。
対等であるはずがありませんでした。
しかし、人間はそんな簡単に変わることはできません。
転機は結婚
一口に貯金と言っても当時の私にはお金を貯める方法がありません。なぜならギャンブルの優先順位が食費などと同列で、何なら前傾姿勢で抜き去る勢いだったからです。
彼女と付き合いながらも月に10万の競馬は続けており、常に金欠状態であったのを思い出します。
そんな中、この出無精で浪費家の私にも結婚が近づいてきます。人生は本当に何があるかわかりません。
当然、彼女の仕事を優先し私は彼女の住むエリアで生活をすることになりますが、県を跨ぐことになり通勤に1時間半以上かかることになってしまいました。
朝は6時前に電車に乗り、7時半に職場に到着。帰りは22時ごろの日々が続き、ある年末に転職を決めます。
本当のスタート
運よく転職をし、給料もかなり改善されました。何より、通勤時間が15分程度になったことが一番の収穫と言っていいかもしれません。次に大きかったのは福利厚生にNISAがあったことでした。
私が入社ししばらくしてからNISAの福利厚生が始まったのですが、これが私の人生を大きく変えるきっかけとなったのは言うまでもありません。
いろいろ調べる中で、自分で始めた方がいいのでは、という結論に至りSBI証券の門戸を叩くことになります。
それが2022年の冬です。
NISAが変えた人生設計
それ以降、私はNISAに積立し続けています。
投資というものは単純に資産を増やすことが全てではありません。彼女の余裕を見て、余裕がなかったと気づくことと同じように、浪費家は何に浪費しているかを全く把握していない事実を知ることになります。
投資するためには原資が必要です。旧NISAは年間40万円と決まっていました。月額3.3万円です。この少額が仇となり私は隠れて競馬を続けていました。依存症はこういうレベルでおかしいのです。
その額50万円です。しかし、2024年からは新NISAという名目で非課税の枠が1800万円に増額されました。ここで初めて私のスイッチは切り替わりました。
何も変えられなかった人生を変えられるチャンスがやってきたと。
ここに来て初めて人生は自分で組み立てていくものなのだと実感したのを覚えています。
そして、今までの愚かさを痛感した瞬間でもありました。
みなさんも散々、資産形成シミュレーターに数字を叩き込んだはずです。
実際にはあれほど綺麗な曲線を描いて資産が増えていくわけではありません。
リーマンショックやコロナ、関税や金利。
そんなことで!?という暴落もあります。
私が目指すものは、今までの私の正当化であります。
独りよがりな目標ではありますが、今の自分自身が頑張ってこれからの自分を支えていく。
過去を遡って私自身を許してあげたいと思いたいからです。
このブログを通して
私自身もまだまだ勉強の身です。
資産形成に関わるあらゆるものに触れたいと考えております。
引き続きNISAでインデックス投資をし、仮想通貨投資もアセットに組み込んでいきます。
大きな枠組みとしては、私自身の経験から何を学ぶべきか、そしてどのような考え方を持って資産形成と向き合うのか、あらゆる方面から発信を進めていけたらと考えております。
私と同じように貯金や資産形成を諦めた方、一度や二度で諦めて欲しくないと思っています。
1000万、2000万も資産ゼロからでもそう遠くない未来に横たわっています。
困ったときに立ち寄ることができる、資産形成を始めてみたい方を優しく下支えできるよう情報発信に努めて参ります。